ファイナンシャルプランニング
ファイナンシャルプランニングとは
最近新聞や雑誌などでも、「FPの○○氏によれば~」といった形で、コメントや解説が載っていることが増えてきていますので、FPという言葉自体は、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
そのFPですが、おそらく多くの方が思い浮かべるFPとは、保険の見直しをしてくれる人、資産運用のアドバイスをしてくれる人、といったところでしょう。
では、実際のところ、FPとは何をしてくれる人なのでしょうか?まずそこをよく理解しましょう。では最初に言葉の定義からいきましょう。
米国FP協会(FPA:Financial Planning Association)によれば、
「顧客の収入や資産・負債など、顧客に対するあらゆるデータを集め、 要望や希望・ 目標を聞き、現状を分析した上でそれに基づいて、 顧客のライフプラン上の目標を達成するために、 必要に応じて弁護士、税理士等の専門家の協力を得ながら、 貯蓄計画、保険・投資対策、税金対策など包括的な顧客の資産設計を立案し、 その実行の手助けをしていく専門家」
と定義されています。
生涯設計をお手伝い
単に保険の見直しや資産運用のアドバイスだけをする人ではなく、一人一人の人生の目標を聞き、その目標達成の為の資産設計を行い、実際に顧客が実行できるようアドバイス等でお手伝いをする人がFPです。実際にこのような人が自分の側にいてくれたらとても心強いですよね。
私も自分がFPでありながら、自分の人生の目標を達成する為の資産設計を一緒に考えてくれて、その上実行を手助けしてくれる人がいたらぜひお願いしたいなと思います。私自身がFPになったのも、FPの仕事を通じて誰かの役に立ちたいという気持ちがあったからです。
FPに要求される6つの知識
FPはこのように顧客の立場に立って、顧客の資産設計の実現を援助していくのですが、その役割を担う為にさまざまな知識が要求されています。
要求されている知識とは、
1.ライフプランニングに関する知識
2.リスクマネジメントに関する知識
3.経済・金融に関する知識
4.税金に関する知識
5.不動産に関する知識
6.相続・事業承継に関する知識
の6つの分野に渡っています。
FPの資格を取得する際の試験の内容もこの6分野から出題されます。
FPの資格を取得する為には、このような広範囲に渡る分野を理解しなければならず非常に大変です。
この6分野を見ていただいて気づいたことと思いますが、FPには保険見直し、資産運用に限らず、実は相続、不動産、税金などについても相談できるのです。
もちろん、深く突っ込んだ話になると各専門家の協力を仰がなければならないのですが、基本的な情報や一般的な話であれば、FPに相談することが可能なのです。
そういう意味では資産設計(広い意味でお金に関すること全般)について、最初に相談する相手としてFPは最適かもしれません。