座右の銘 (前書)
座右の銘
座右の銘(ざゆうのめい)とは、常に自分の心に留めておいて、戒めや励ましとする言葉です。 皆さんにも何かしら心情としている言葉があることでしょう。
何も有名な人でなくとも、自分の親父や、おふくろが言っていた言葉を、座右の銘としている人も多いことと思います。 例えば【嘘を吐くなとか、人に迷惑をかけるな】とか、いい歳を取れば、当たり前のことでも、それさえもできない大人は如何に多いことでしょうか。
私は、よくおふくろにこう言われたのを覚えています。
【人に好かれるには、先ずこちらからその人を好きになりなさい】と。
未だに私にはできていませんし、そうすることを止めました。嫌いな奴を無理に好きになろうとできないからです。
私は、そのおふくろの言葉を頑なに守ろうと考えた時期がありました。今でもその言葉を守っていたなら多分私は鬱病になっていたことでしょう。私は自分の気持ちを方向転換することで生き返りました。
敢えて好きになることなどないと気が付いたからです。その時から、その嫌いな奴に負けないように、そして逆に憎むことで今までの自縛感から解放され、逆にファイトが湧いてきたのです。
病気の処方箋、特に精神的な心の処方箋は人により違うはずなのです。 目標や理想とする名言や心情を頑なに守り通す姿勢は、時には病をも導き出してしまう危険性があると考えるのです。
しかしながら、人生においてストレスのない人生など考えられませんね。
今日、ぶらぶらと本屋に行ったとき、【角栄の100の言葉】という本があったので何気なく立ち読みしていましたが、何故か買うことに決めて後にゆっくりと読むことにしました。
田中角栄と言えば、歴代首相でありながら、後にロッキード事件で小菅刑務所に投獄された人物です。
私は角栄元首相が投獄された当時、東京で働いていました。北海道から出た田舎者が東京で働いていた、若干20歳代の時でした。
今、折り返し地点を過ぎた現在の私の経験を反省検証しながら、なかなかできることではないけれど【角栄の言葉】を抜粋し、その言葉により新な自分への戒めとし、また自分を振り返りながら再度これから私自身のストレステストとしての人生教訓としたいと思ったのです。
角栄の言葉は政治的心情でありながら、その言葉は人生や仕事に通ずる言葉だと思ったからなのです。
続く